>>第一部
The Moon Longed for The Sun
ジョナサンのことが好きなメイドと、それが気に食わなく我がものにしようとするディオのゆがんだ恋のお話。
(アテンションプリーズ)
少年少女期
01.太陽に焦がれる|るんるん気分でジョナサンさまのお部屋から出ます。はあ、今日もいい日です。
02.気づかれた気持ち|ディオさまが、それはそれは妖艶にほほ笑まれました。
03.月との秘め事|すなわちそれは、わたしたちの間に交わされた秘密の確認であることに気づきました。
04.ひまわりの恋|とくん、と心臓が深く脈打つのを感じました。これは、どういう意味なのでしょう。
05.曇りのち晴れ予報|今から町へ?わたしとディオさまが?ええ?どうして??なんで???
06.まだ芽は出ず|ただ、無害ってだけだ。それ以上でも以下でもない。
07.お花畑ワルツ|ぼくを驚かせた張本人、ディオが勝ち誇ったような笑みを浮かべてそういった。
08.午後のティータイム|どうしてそんなことになった!?嬉しそうにぼくの部屋を出て行くんじゃあない!!
09.交錯する思惑|君を大切にする方法は、きっとこれで合っているよね?
10.冷たい月と優しい太陽|ディオさま……考えたこともない選択肢でした。
11.再生と崩壊|その日の夜、うきうきとジョナサンさまの部屋に伺いますと、やっぱり上機嫌です。
12.月を見るひまわり
|な、な、なんだ! 泣くんじゃあない!! ど、どうすればいいのだ!
13.月とひまわり
|ぼくはいつだって君の唇を奪うことが出来る状態だということに気付けよ。
14.始まりだした終わり |そのうるさい口を、今すぐにふさいでやりたかった。
15.ひまわりの苦悩|優しいジョナサンさま。心配そうにわたしを見るその視線が、今はつらいです。
16.しあわせの裏の|ではわたしはどうすればいいのでしょうか。
17.ひまわりは月を見るか|この発想はディオさまに土下座レベルですね。
18.さようなら親愛なる| ディオさまが、なんと、涙を流して、います。
19.振り向かないよ| ……けれど、少しでもうれしいと思ってしまったわたしは、心の醜い女です。
七年後
20.七年経っても太陽は昇る|また切り裂きジャックのことを言うものだから、思わず笑ってしまった。
21.過去を思う|ぱっと両手を上げて、苦笑いしたジョナサンにの胸がぎゅっと縮こまる。
22.恐ろしい考え|ブランドー、その姓はディオの旧姓と一緒。
23.太陽と月について|その日の夜、自室の机に向かって、ぼんやりと今までのことを思い出していた。
24.ウソかマコトか|やがて扉はすべて開き、外から太陽の光を受けたディオの姿が現れた。
25.めぐりめぐる運命|自身のやさしさが巡り巡って自らを殺した。
26.血路を探せ!|見上げると、警官に蹴りを決めたディオがいた。
27.炎とともに散りぬ|崩壊していくジョースター邸を脱出しながら、涙がぼろぼろとこぼれた。
28.憂鬱な三日目|過去を悔いることよりも、何か今、できることがあるんじゃないか
29.月と館と結論|「ジョナサンさまに嫉妬していたのではないですか」
30.吸血鬼の思惑|「おれは決めたぞ。仕えなくていい。まだ、な。だが、これから寝る時をともにする」
31.ひまわりを臨む月|「おれを見ろ、おれをひとりの男としてみてみろ」
32.1%|100%ジョナサンのことで占めている頭に1%おれが入り込む。
33.ベクトルの行方|(まさか……いま、ディオ様は人間を殺しているのでは……)
34.月に愛された男|二人の間には一定の距離があり、離れすぎず、遠すぎず。
35.ワルツを踊っておやすみ|君のすべてを必ず手に入れてみせる。すべて終えた後で。
36.月が眠り太陽が昇り向日葵は|ジョナサンの脳裏には彼と過ごした日々が浮かんでいた。
37.太陽と月がひとつになる時|唸るようにジョナサンはその名を零す。
第三部【SWEET EMOTION】に続きます。