かつて星に平和を願った珠魅がいた。


珠魅の願いははるかな年月を経て


ひとりの少女に託された。


この物語は


前に進むしかなかった 男と


追いかけることをやめなかった 少女の


かなしくもやさしい 物語。





ずっと、ずっと、だいすきで。


ただ一緒に過ごせればいいって思ってた。


けれど、少しずつ崩れていく“日常”。


遠ざかっていくあなたの背中を


追いかけられないわたし




あなたにとって、わたしはなんですか?