01.平行線のこの思いは
その人はホームズオタクで、サッカーが上手で、でも超絶音痴で。女の子にモテモテで、ちょっぴりキザで。
02.放課後キラキラ
新一と付き合いたいなんて高望みはしないけど、自分の幸せの追及、してもいいよね。
03.ただ、距離を縮めたいだけなんだ
新一は照れた顔をした。例の、眉を寄せて不機嫌を装ったあの顔だ。
04.休日も勉強です
それをさせないんだ。器用にこの気持ちをすくいだして、わたしを苦しめるんだ。
05.また明日
ちらっと隣を歩く新一を見れば、彼もわたしのことを見てくれていた。
06.おやすみ
そのとき、携帯が着信を知らせるように震える。まさか、なんてドキッと心臓が跳ねる。
07.あなたとわたし
やっぱり、違和感が正しいらしい。新一のそっくりさんだった。